当社では塗装を行うことはもちろん、『常若施工』や『エアー鉋』など、複数の木材下地処理技術を持っています。
なぜそんなに『下地処理』を重要視するかというと、塗装品質の多くの部分に下地が影響するからです。
塗装の品質は下地が支えていると言っても過言ではありません。
木材に塗料が綺麗に付着するか否かは下地に左右される
そもそも塗装は何のために行うかですが、美観のための着色であることはもちろん、木材表面の保護も塗装によって行っています。
木材は紫外線や雨水によって発生するカビ等によって、徐々に傷み、表面が黒ずんできます。
この『傷み』を抑えるために塗装を施しますが、塗装が古くなってくると、木材の保護性能が低下してきます。
木材の保護性能を回復させるためには『再塗装』が必要になりますが、既に塗装の劣化が進み、木材表面が黒ずんでいる場合、もしくは古い塗料が表面に残っている場合、黒ずんだ部分にいくら塗装を行っても、かさぶたの上に塗っているような状態になり、すぐに塗装が取れてしまったり、そもそも色が乗らなかったり、塗装の効果を十分に受けることができません。
そこで当社が重視している、木材の傷んでいる部分を取り除き、木材表面に綺麗な塗装下地を作る技術が必要になります。
綺麗な下地を作れば、ログハウスの色を変えることも可能
『隠ぺい力』という言葉をご存じでしょうか?
色には『下地の色を隠す力』があり、これを『隠ぺい力』と言います。
先ほど木材は傷んで徐々に黒ずんでくる。と言いましたが、この『黒』は隠ぺい力がもっとも強い色で、黒の上に何色を塗っても黒っぽい色にしかなりません。
「ログハウスの外壁を塗り直したい」「ログハウスの色を変えたい」と思っても、木材が黒ずんでいると綺麗に発色しませんし、「塗ってみると色が違った」というのも塗料の問題ではなく、下地の問題である可能性があります。
古い塗装と黒ずんでしまった木の表面を綺麗に取り除くのに、『エアー鉋』は非常に適した施工技術です。
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塗るだけなら誰でも出来るが、下地作りは技術と経験が必要です。
ただ塗装するだけであれば、難しいことはありません。
ホームセンターなどで塗料と刷毛で慎重に塗っていけば良いです。
しかし、下地処理は経験と技術が必要な作業で、塗装全体の出来を大きく左右する作業ですので、下地処理だけでも、ご相談・ご依頼を受け付けております。
『稲半作』という言葉があるように、塗装も塗る前の下地処理で品質の半分は決まってしまいます。